週刊 読書日記 (2022/04/17~2022/04/23)

2022年4月17日から2022年4月23日までに発売されたKindle本の中から、特に気に入った作品の感想を書いて行きます。

warning_amber 感想によってはガッツリとネタバレが含まれているので未読の方はご注意ください warning_amber

銀河英雄伝説 23巻

田中芳樹 (著), 藤崎竜 (著)
退役し一般市民となったユリアン・ミンツは地球教の正体を探るため、地球へ降り立つ。調査中、地球教の闇を垣間見たユリアンはこの場に留まるのは危険と判断し、脱出を試みる。その矢先、帝国軍による地球教征討の軍が侵攻してきて……!? その頃、同盟首都星ハイネセンでは、ヤンが窮地に立たされる!?
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地球教の教徒、レンネンカンプと命をかけた最後の抵抗が多く描かれる巻でした。
…地球教については大多数がヤク中になって正常な判断ができない状態で、科学レベルが段違いの帝国軍に向かっていくなんて…なかなか辛い最後でした。

レンネンカンプについてはビジュアルが強烈だったので見事に自決するとは意外なところです。
殺してしまうとラインハルトに復讐のきっかけを与えてしまうということで、殺さずに捕らえたのですが…ラインハルトはどう反応するんでしょうか。


フラジャイル 22巻

恵三朗 (著), 草水敏 (著)
自らの無力を思い知り、英雄志願者は学ぶ。患者に必要なのは、ヒーローではなく、チームであることを。岸と稲垣の支援を受け、チームの一員として天羽の治療に臨む朝加。「ヒーロー参上!編」ここに決着!
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フラジャイルでは厳しい表情をした登場人物(主に岸先生)が表紙になることが多かったのですが、22巻では朗らかな笑顔のザッキーと岸先生が並んで写っていて、明らかに他の巻とは様子が異なります。
表紙をめくり目次を見ると22巻では87話~91話までが収録されているのですが、91話のタイトルが「フラジャイル」になっています。

嫌な予感がしながらも読み進めていくと、宮崎先生の病理専門医試験を通じて過去のエピソードを振り返り、臨床医や病理医など様々な役割の人達が協力して病気と闘っていく様子を描く…もう最終回のような構成になっています。
91話を読み終えるまでこれで最終回だと思っていました。
でも次巻予告が載っていました…! まだこの話の続きを読むことができる!よかった!

岸先生は病気の真実を知るために病理の世界を1歩前に進めようとしていました。
22巻では岸先生がこの考え方に至ったストーリーもよかった…

23巻から始まるJS1治験編も楽しみです。


未確認で進行形 13巻

荒井 チェリー (著)
バカップル、世にはばかる。年に一度の【宵祭り】そこで行われる仮装パレード。思い思い&思いもかけない格好で着飾る真白や紅緒、そしてこのは。小紅と白夜は二人だけの時間を過ごし、そこで二人は――――。心と心が進行形で近づいていく第13巻!
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いいお祭り回でした。
ハロウィン的なコスプレということで露出多めなやつかと思いきや、キグルミっぽいパジャマ…これはこれで眼福です。

白夜・真白の父親が亡くなった理由が思ったよりしょうもなかった事や、白夜が変身した姿など新しい発見がある巻でした。
ずっと秘密を明かさず、関係性が変わらないまま話が進む作品も多いのですが、「未確認で進行形」は物語が徐々に進んで行くので読み応えがあります。